沖縄(琉球内でこう言ったら沖縄島のことですよ)のいわゆる山原(ヤマハレーまたはヤンバル)の東海岸、つまりいわゆる二見(バス路線の南部と北部と西部との分岐点であって、バス停がある)以北はなかなか興味深い地名が揃っております。琉球の地名はそれが元になって生じた苗字と共に、普通でも変わったものが多いのであります。しかしここではちょっと違った視点から見た、変わった地名を挙げてみます。
大和ではありふれた苗字や地名あるいはそれらの変形であるため、まさかこんな読み方をするとは、というものがこの沿岸には三つも並んで存在します。それは、安部、安田、安波です。それぞれこれらの読み方は、アブ、アダ、アハなのです。アベ、ヤスダ、アワではありませんよ。
日本語の二大方言である本土方言に対立する琉球方言が平安時代の発音を残しているとの国語学上の定説を裏付ける大変興味深い発音が現用されておることを確かめることが出来ました。路線バスの車内アナウンスで聞いて我が耳を疑ったものなのです。
それは、「ティーマ」です。漢字では汀間です。テイマではありません。さらに駄目押しなのは、道路標識にTeimaではなくてTimaと正確に発音を写した綴りで書いてあるのです。このことから、Hepburn式のローマ字が誤りであることがわかりますね。訓令式が正しいことが歴史的に証明できるということです。ta,chi,tsu,te,toではなくてta,ti,tu,te,toが正しいのです。
裏石垣の吉原で拾い車したら運転者は腕に刺青をしている若い男であった。しまったと思ったら、やはり、であって、同乗していた若い女とすぐに口論をはじめ、そのとたんにひどい高速乱暴運転になっった。死ぬ思いで後部座席の「つかまり取っ手」を握り締めて、無理な追越やら民家の間の狭い抜け道やらを経て命からがら港にたどり着いた。この男はヤシガニを夜に餌でおびき寄せて捕まえて料理屋に売って生計を立てているとのことだが、野生生物保護の観点からどうであろうか。(悪筆で書いてあるせいで古文書的な解読が必要である野帳からの転載が面倒なので、しばらく休刊します)
2007年03月12日



